【コラム】機能性のある食品
「内臓脂肪を減らすのを助ける」
「血圧の高めの方に」
「記憶力を向上させる」
最近の食品は機能性を表示したものが増えています。
加工食品だけではなく、生鮮食品のバナナやピーマンなどでも
機能性を表示した商品が販売されています。
実際の店舗に行ってみました。
近所のドラッグストアの飲料コーナーだけでもたくさんの商品が置かれています。
この写真でも機能性を表示している飲料のほんの一部。
実際にはもっとたくさんの商品がありました。
機能性のある商品は大きく分けて3つに区分されます。
1)「特定保健用食品」…国への申請・審査が必要。許可された食品だけが表示できる。
2)「機能性表示食品」…国へ、機能性の根拠を事前に届け出れば表示できる。
3)「栄養機能食品」……国への届け出は不要。国の一定の基準を満たしていれば表示できる。
でも、パッと見ただけではどの商品がどの区分なのかは
見分けにくいかもしれません。
3つの中では「特定保健用食品」のみマークがあります。
国の審査を許可された商品が欲しいときは、これを目印にしてもいいですね。
一般に、機能性を表示した食品は
パッケージに書かなければいけない事項がたくさんあります。
気になった商品は表示されている文章を
しっかり読んでみてください。
例えば、こちらの栄養機能食品の
パッケージはこんな感じです。
1リットルの紙パックに比べて
表示面積の少ないペットボトルは、
デザイン性と表示しなければならないたくさんの事項を
両立させなければいけないので、
メーカーの工夫が必要になります。
突然ですが、クイズです!
この写真の中に、一つだけ一般食品(機能性を表示していない食品)が含まれています。
さて、どれでしょう?
正解は…こちらです!
同じメーカーからも何種類もの商品が出ています。
例えば、こちらの商品。
同じブランドシリーズでも特定保健用食品、
機能性表示食品2種、一般食品のラインナップがありました。
こちらは特定保健用食品と機能性食品。
なお、これらの機能性を持つ食品は、
すべて健康な人を対象に作られています。
病気の人や未成年者、妊娠中の人など
身体が特別な状態にある人は
医師や薬剤師に相談してから使用してください。
コラム:市川 もみじ(栄養士)