【コラム】JASマークを見てみよう
一定の品質や特色を保証してくれるJASマーク。
昭和生まれにはおなじみのデザインです。
こちらはお酢のJASマーク。
即席麺にも付いています。
黒地に白色のマークもあるように、見やすければ色の指定はありません。
マークの周りに文字が追加されているものもあります。
JASマークがついている商品でなじみ深いもののひとつに、
ソーセージがあります。
JASの基準によって、「特級」「上級」「標準」の等級があり、
マークの上に表示されています。
富士山と太陽をモチーフにした図柄に「JAS」の文字。
でも見慣れたJASマークとは違うような???
実は、これもJASマークの一種です。
これまでに何度か改正が行われ、
現在は3種類のJASマークが使用されています。
また2017年の改正時には、対象がモノだけではなく、
生産のプロセスやサービス方法などにも拡大されました。
この富士山のマークは
モノを保証する一般JASマークに対し、
方法を保証する 特色JASマーク と呼ばれています。
上記写真の特色JASマークには「熟成」の表示があるので、
熟成という 生産工程 に対しても品質保証がされています。
さて、現在は3種類のマークがあると書きました。
一般JASマーク、特色JASマーク、ではあとひとつは何でしょう?
正解は有機JASマーク。
基準に適合した有機商品に付けることができます。
有機JASマークも色の指定はありません。
緑色のものが多い印象ですが、微妙な色調は商品ごとに異なっています。
ちなみに手元にあるJAS協会グッズの裏面には、
3種のマークの特長が分かりやすく書かれていました。
裏返すと、かわいい ふせん が入っています。
わたしたちの身近なところにあるJASマーク。
時代の移り変わりにあわせて、使いやすいかたちに変化をしていました。
※JAS協会では、夏休みの自由研究応援企画「JAS協会から挑戦状!」を開催中です(2022年8月31日必着)。
自由研究のテーマに悩んでいる方、JASマークの研究はいかがですか?
JAS協会からの挑戦状! | 一般社団法人 日本農林規格協会(JAS協会) (jasnet.or.jp)←終了しました。
コラム:市川 もみじ(栄養士)